前年上半期599%増に「ハリアー/RAV4」も絶句。“個性派”ホンダ「ZR-V」人気の理由
掲載 carview! 文:山本 晋也 319
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ホンダ「シビック」のマイナーチェンジ情報が話題を集めていますが、シビックとプラットフォームやパワートレインを共有するクロスオーバーSUVが「ZR-V」です。
シビックは世界的にはCセグメントに分類されますが、ZR-VもCセグメントSUVのカテゴリーに属しています。
2022年11月のデビュー当初はボディを断ち落としたようなバーチカル(垂直)グリルや、クーペ的で滑らかな面によって構成されるフォルムが「押し出し感が好まれるSUVのトレンドに反している」という声も聞かれましたが、いまや販売実績で人気SUVになっているのは意外な事実です。
>>デザインはアク強め個性派。ZR-Vの内外装をギャラリーで見る
日本自動車販売協会連合会の通称名別販売ランキングから独自にCセグメントSUVの販売台数トップ3を抜き出してみると次のようになっています。
2024年7月度
1位|トヨタ ハリアー 6248台(106.8%)
2位|ホンダ ZR-V 4664台(197.3%)
3位|トヨタ RAV4 3526台(106.0%)
2024年上半期(1月~6月)
1位|トヨタ ハリアー 3万5294台(80.2%)
2位|ホンダ ZR-V 2万3333台(599.4%)
3位|トヨタ RAV4 1万6232台(61.7%)
※()内は前年比
7月単月でも、今年の上半期でも「ハリアー」と「RAV4」に挟まれた2位ですが、注目すべきは前年比でしょう。
直近のデータではトヨタの2台は前年並み・微増ですが、ZR-Vは前年からほぼ倍増しています。
さらに上半期の数字でみるとZR-Vの販売実績は前年比599%と大幅増になっているのです。
(次のページに続く)
>「シビックより家族向き」。春発売「ZR-V」はホンダ最強のファミリーカーだ
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